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Medical RPA

1.医療業界で抱える課題

人の手で行っていた入力・検索・集計等の作業を自動化する事で、医療業界の慢性的人手不足を解決いたします。

医療業界で抱える課題

2.自動化可能な業務例

医療機関様の多様な業務の自動化例。

対象部門 内容
診察共有部
  • 毎月、各患者への請求書、診療明細書をダウンロード
  • 処方切れ情報を一覧抽出、所見未確認リストを抽出
  • 患者の状態や必要な処置など、ケアマネジャーや看護師への指示書を作成
  • 検査結果のチェック漏れ防止の自動チェック
看護部
  • 看護部門に関する各種経営情報の自動抽出・作成
  • 看護部門の領域別認定看護師・専門看護師情報の自動作成
  • 看護師長による出欠状況や超過勤務時間等勤怠情報の自動チェック
  • 退院サマリや看護サマリ入力状況の自動チェック
  • 入院期間Ⅱを超える患者情報をベッドコントローラーへ通知の自動処理
    ※保健師助産師看護師法等に抵触しない範囲のみ可能
薬剤部
  • 医薬品情報に関するWeb情報収集・データ起動 転記
  • 医薬品の発注オーダー、即卸し対応の自動処理
  • 薬歴の入力等
    ※薬事法に抵触しない範囲のみ可能
医療事務
  • レセプトのチェック、データ自動転記
  • レセプトの一括作成および印刷
  • 「薬剤と病名」など複数のデータチェックの実施
  • 未収金者リストの作成
一般事務
(勤怠・会計等)
  • 従業員の勤務時間や、時間外労働時間の集計業務、有給休暇残日数の確認業務
  • タイムカードとの連携による自動化
  • 賃金の自動計算、残業申請の効率化
  • 業務終了後の日計表作成、印刷
  • 債権(受託研究費、授業料、宿舎利用料等)の入金実績を抽出し、未入金の債権を計算して出力
  • 診療料金過誤納の確認書からデータを抽出し、過誤納リストを作成

3.導入事例

医療機関名 : 浅川学園台在宅クリニック

月10時間の休日労働から院長を解放。
医師1人で80人を診る在宅医療にBizRobo!が貢献

対象業務

医師が患者に毎月交付する「在宅療養計画書」の発行と、医師が訪問看護ステーションに毎月交付する「訪問看護指示書」の発行、ならびに事務職員が患者宛に毎月作成する「医療介護費月まとめ請求書」の発行という、合計3業務でBizRobo! miniを活用している。
このうち在宅療養計画書の発行では、セコムOWELのテンプレートに各患者向けの最新情報を入力して都度印刷していた工程をRPAで大幅に省力化した。具体的には、各患者宛の各種書類を管理しているデータベースソフトから翌月の対象患者の一覧を作成し、セコムOWEL上に各患者の留意事項の記載のみ医師が更新すれば、一覧の対象患者の指示書が自動作成される仕組みになっている。
また請求書については、ソフトの仕様上困難だった一括全件印刷を、RPAによる自動実行で実現している。

浅川学園台在宅クリニックのケース
浅川学園台在宅クリニックのケース 浅川学園台在宅クリニックのケース

導入効果

稼働中のロボット3種類のうち、在宅療養計画書と訪問看護指示書の発行関連では、院長の手にかかる作業が最大75%削減され、毎月10時間弱を創出。事務員が毎月5時間を充てていた請求書発行作業は、ほぼ完全に自動化された。
個人開業の在宅医療で担う患者数が一般に50人程度とされる中、実に1.5倍以上の患者を受け入れており、「RPAをはじめとする業務効率化のたまもの」と分析。「特に、毎月80通ある在宅療養計画書の作成では1通8分ほどの作業が2分足らずで済み、月末・月初に時間的・精神的な余裕が生まれました」と笑顔を見せる。
事務処理能力が強化されたことで、コロナワクチン接種協力のため休日から半日を充ててもプライベートの時間を確保できるようになった上、今後いっそう積極的に患者を受け入れられるようになったという。

医療機関名 : 福岡県済生会福岡総合病院

急務となったリモート対応を機にDXを本格化。
可視化した作業の時間を、BizRobo!が最大98%削減

対象業務

BizRobo!の開発運用を外部に委ねることなく、自前で完結する方針の同院は、まず同院のシステムエンジニアが、トライアル期間中からe-ラーニングでツール操作を習得。オンラインでのサポートなどを利用しながら、ソフトウェアロボットの試作を重ねてきた。 現在同院では、「患者退院時に記録された症例データのCSVを毎月Excelファイルに変換し、各月およそ20例に関する約2,000項目を症例登録サイト『日本脳卒中データバンク』に転記するロボット」および「一斉送信すると受信側の環境で迷惑メール扱いされるおそれがあるURL入りのメール約150通を個別送信するロボット」の2種類が実務に活用されている。 さらに、紙帳票の記載をデータ化できるAI-OCRのソリューション「BizRobo! OCR with AI inside」を併用し、外部業者から届く請求書に記載された価格をシステムに転記する作業のロボット化も進めており、近く実稼働に入る予定だ。

福岡県済生会福岡総合病院のケース
福岡県済生会福岡総合病院のケース 福岡県済生会福岡総合病院のケース

導入効果

BizRobo!の活用によって同院は、従来1回あたり2時間かかっていた毎月の症例登録作業を30分まで短縮。また従来およそ半日(4時間)を要していたメール個別送信の手作業は、わずか5分まで短縮された。
業務量分析などを通じて既に手順が可視化されている作業の中から、実装が容易で、より多くの時間短縮効果が見込めるものから着手した結果、即効的な導入効果を印象づけることに成功。事務部門の各所から、さらなるロボット化の要望が寄せられている。
これは、時間短縮という定量面にとどまらないメリットが、事務の現場に支持されているためでもあるという。「診療部門の症例登録や、外部の医療機関の責任者宛てに会議のURLをメールで送る作業は、単純ではあるが決してミスの許されない作業です。実務担当者を作業から解放し、労力を軽減しただけでなく、精神衛生的にも大きな効果がありました

医療機関様へのRPA導入方法に応じて、JRCエンジニアリングのサポートをお選びいただけます。

項目 内容
運用サポート
  • TeamsによるWEB会議形式、メールによるサポート
  • お客様からの問い合わせによるロボット作成時の処理方法(ロジック)の説明や操作方法の説明、エラー対応など技術的な課題への解決法を回答
開発サポート
(ロボット作成 : お客様)
  • 本番運用時の環境設定
  • トライアル時に作成したロボットの動作調整
  • 基本ロボットの複製と動作調整
  • ロボットの作成支援
  • 開発者の育成支援
    ※標準ロボットについては、標準ロボット一覧表を参照してください。
ロボット作成代行
  • ご依頼いただいたロボットを作成します。
    ※ロボット作成時にお客様先に常駐して作業をさせて頂く場合がございます。
    ※準委任契約となります。

※サポート対象エリア : 東京、神奈川、千葉、埼玉、群馬、栃木、茨城、山梨、静岡
※当社で過去に作成した標準ロボットは無償提供いたします。

5.導入までの流れ

トライアル期間に環境設定・テストロボットの作成など、初期導入をしっかりサポートいたします。

①お客様でロボット作成を行う。(環境サポート支援が不要な場合)

お客様でロボット作成を行う(環境サポート不要)

②お客様でロボット作成を行う。(開発サポート支援が必要な場合)

お客様でロボット作成を行う(環境サポート必要)

③ロボット作成を代行する。(お客様でロボット作成をされない場合は、弊社でロボット作成をいたします。)

ロボット作成を代行する

※トライアル期間に作成した環境やロボットは、ライセンス購入後もそのままご利用いただけます。
※トライアル期間は最長1ヶ月間が上限となります。
※開発サポート、ロボット作成代行の期間は目安です。

お問合せ

Medical RPAに関するお問い合わせ先は以下の通りです。
お気軽にお問い合わせください。

電話でのお問合せ

03-4530-3020

受付時間 8:30~17:15

※土曜・日曜・祝日を除く

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