ORCA(オルカ)とは「日本医師会提供の日医標準レセプトソフト」

ORCAとは、民間企業ではなく日本医師会が開発・提供する「日医標準レセプトソフト」です。
日本医師会が日本の医療のIT化と医療情報の標準化を進めることを目的に立ち上げた「ORCAプロジェクト」の一環で、日本の医療現場のための医事会計ソフトとして開発・発表されました。
誕生以降、ORCAは電子レセプト時代の標準システムとして全国の医療機関様に普及し、現場の声を取り入れながら成長と進化を続けてきました。その結果、2026年時点で約19,000件もの医療機関様で利用されるようになり、レセコン市場において全国第2位のシェアを獲得しています。
以下に、日医標準レセプトソフトであることも含め、ORCAと他の民間企業が開発・提供するレセコンとの主な違い、基本的なポイントをまとめましたので、こちらもぜひご確認ください。
【ORCAの基本ポイント】
- 日本医師会提供の標準レセコン(レセプトコンピュータ)である
- 日本の医療現場の要望を取り込み、継続的にアップデートされている
- 最新プログラムの獲得や薬剤マスタの更新に追加費用がかからない
- 2年に1度の大幅な診療報酬の改定にも自動で、追加費用なしで対応
電子レセプト時代の標準システムORCAの特長とは
ここからは、レセコンとしてのORCAの特長について、もう少し詳しく見ていきましょう。
他社製のレセコンと比較した時のORCAの特長としては、大きく以下の3つが挙げられます。
【日本医師会が提供するレセコン「ORCA」の特長3選】
- いつでも最新の状態で運用できる
- 導入・更新コストを削減しやすい
- 標準機能が充実している
1. いつでも最新の状態で運用できる
診療報酬や薬剤情報など、医療現場とその会計に関わる法律やルールは定期的に改定されます。
そのため医療機関には、常に最新のルールや法律、制度の改定情報を反映したレセコンで会計業務を行うことが求められるのです。
ORCAでは、診療報酬の改定をはじめ、医療・薬剤に関わる制度の改定情報を画面上のボタンを操作するだけで反映できます。 なお、ORCAのマスタデータの更新に追加費用はかかりません。
追加の更新・運用費用をかけることなく、常に最新の状態で業務にあたることができるのです。
2. 導入・更新コストを削減しやすい
民間企業製のレセコンでは、将来的に「古くなったレセコンごと買い替える」ことを前提とした運用となっているケースも少なくありません。
対してORCAは、レセコンではなく古いハード(機器)を入れ替えるだけで、更新が可能です。
そのため、レセコンの導入・運用にかかるコストの削減を目指す上でも使いやすいと言えます。
3. 標準機能が充実している
ORCAには、他のメーカー製のレセコンではオプションとなることがある以下の機能についても標準機能として実装しております。
- QRコード付き処方箋
- 労災・自賠責レセプト対応
- レセプトチェック機能 など
普段の診療業務、及び医事会計で使うことが多い機能の利用にオプション料金がかかりにくいところも、ORCAの魅力の一つと言えるでしょう。
データ移行の可否や使い勝手は?ORCA導入の懸念に回答!

新しいレセコンを導入する際には、データ移行の可否や使い勝手に対する懸念が生じがちです。
【レセコンの導入時に生じる代表的な懸念3選】
- 今使っているレセコンからのデータ移行ができるか
- これまでに使ってきた入力コードが使用できるか
- レセコンの変更・導入によって業務効率が落ちないか
そこでここからは、ORCAの新規導入を検討する中で上記のような不安・疑問を感じているという方に向けて、ORCA導入時のデータ移行や入力コード設定の可否などについて解説します。
1. 各種データは現在のレセコンから移行できる!
現在ご利用中のレセコンからORCAへ、患者基本情報及び病名情報のデータ移行が可能です。
また、診療内容についても電子レセプト(レセ電データ)を元にした移行、Do入力のためのデータ作成が可能となっております。
※ただし、メーカーによっては各種のデータ移行ができない場合もございます。詳細についてはお問い合わせください。
2. 使用中の入力コードはORCAでも設定可能!
ORCAでは、入力コードの設定が可能であるため、現行の入力コードをそのまま使用できます。
また、それだけでなく、検索機能を活用することで簡単に入力できる仕様となっております。
3. 「セット登録」機能で事務効率も向上!
入力コード以外にも、特に患者様に提供することが多い診療行為や投薬、検査などをORCAにセット登録しておくことも可能です。
必要事項をまとめて入力できるようになるため、事務作業の効率化を目指す上でも役立ちます。
JRCEならORCA導入時だけでなく運用中の支援も充実

JRCEは、日本医師会ORCA管理機構の認定を受けたサポート事業所であり、医事会計に関する知識と高度なORCA操作スキルを併せ持つ「日医IT認定インストラクター」が複数在籍しています。
導入時には、日医IT認定インストラクターがORCAの操作説明を行い、スムーズな業務運用の開始をサポートいたします。操作方法の習得に不安があるという場合も、どうかご安心ください。
なお、ORCAは2回程度の説明で十分お使いいただけるほど操作が簡単なレセコンソフトです。
そのため、導入時のご説明だけでも、日々の業務で必要になる基本的な操作については習得していただける可能性が高いと考えております。
しかし、実際に業務で使ってみないとわからないことや気がつけないことも少なからずあります。
また、「なんだかORCAの挙動がおかしい」などの突発的なトラブルや「もっとORCAでこういうことができないか」といった要望など、専門家に確認したいことも出てくることでしょう。
そこでJRCEでは、導入時だけでなくORCA運用中の医療機関様の支援にも注力し、わからないことやトラブルが発生した時に院内の業務が止まってしまわないように、サポートしています。
JRCEによる「ORCA運用支援」の内容
| コールセンター | 応答率90%以上のコールセンターで、日医IT認定インストラクター(※10年以上キャリアを持つオペレーターが6割)がお問い合わせに対応。 |
|---|---|
| リモート支援 |
お電話による説明だけでは解決が難しい問題については、医療機関様の機器へリモートで接続。 弊社側でお客様のORCA操作画面を確認しながらご案内するなどして、問題の早期解決を支援。 |
| フィールドサービス |
電話やリモート接続で解決できないお困りごと・障害等が発生した場合は、JRCEまたはパートナー企業のスタッフが現場へ急行。 専門知識で、医療機関様のお困りごとを解決。 |
| FAQサービス |
コールセンターと連携し、日々のお問い合わせ内容を反映したFAQコンテンツをご提供。 また、障害情報や医療DX、診療報酬改定に関する最新情報もFAQページやメールで配信。 |
JRCEでは、幅広い診療科目のクリニック様はもちろん、中小病院様も含め1,600件以上のサポート実績があります。ORCAの導入から運用まで、ワンストップ窓口でご支援が可能です。
【関連記事】JRCEの強みとは?医療機関様から選ばれる理由や支援領域を紹介
ORCAの「オンプレ版」「クラウド版」とは?
ORCAには、サーバの設置場所や運用・管理の方法が異なる「オンプレ版」と「クラウド版」の2種類があり、導入時には院内環境や運用方針を踏まえ、どちらかを選択する必要があります。
JRCEで導入・運用の支援が可能な「オンプレ版」「クラウド版」の概要は、以下の通りです。
WebORCA オンプレ版(院内サーバ設置型)の概要
「WebORCA オンプレ版」とは、院内に物理サーバを設置して使用するレセプトソフトです。
データバックアップの観点から、パソコン2台体制での導入+診療後のUSB等によるデータ保存をおすすめしておりますが、お客様のPC環境に合わせてシステム構成のご提案が可能です。
【こんな医療機関様には「WebORCA オンプレ版」がおすすめ】
- 院内型レセコンを使用したいが、維持費が高いと感じている
- 障害が発生しても迅速に対応し、業務を続行できる体制を整えたい
- 現在使用しているレセコンのレスポンスの遅さが気になっている
- セキュリティに強いレセコン(システム)を導入したいと考えている
WebORCA クラウド版(クラウド利用型)の概要
「「WebORCA クラウド版」とは、クラウドでデータを保存・管理するレセプトソフトです。
サーバなどの機器を院内に置く必要がなく、PCとインターネット環境があれば導入できます。
患者情報など医療機関様から送信した情報は、クラウド上で暗号化して保管されます。その他のデータについても一括で管理、更新されるため、バックアップや改定等の更新作業も不要です。
【こんな医療機関様には「WebORCA クラウド版」がおすすめ】
- 現在使用中のレセコンの維持費が高いと感じている
- 院内だけでなく、自宅や往診先などの外出先でもレセコンを使いたい
- 災害時や障害時のデータの漏えい、損失リスクを低減したい
- プログラムやマスタの更新、メンテナンスが面倒
- サーバの管理やバックアップを専門業者に任せてしまいたい
ORCAはこんな医療機関様におすすめ
特に以下のようなお悩み、ご要望をお持ちの医療機関様には、ORCAの導入がおすすめです。
- 新規開業、リース切れ等で新しいレセコンの導入を考えている
- 日本医師会の医療現場IT化の理念に賛同したい
- 事務作業を効率化し、コスト削減を実現したい
- メーカー主導のレセコン運用に不満がある(更新費用や更新対応、入力負担など)
もし、上記の中に1つでもご自身の医療機関に当てはまる項目があれば、ぜひORCAの新規導入や既存レセコンからの切り替えをご検討ください。状況整理からお手伝いさせていただきます。
ORCAの導入・移行・運用に関するよくあるご質問
最後に、ORCAの導入・移行・運用に関して医療機関様から寄せられることの多い5つの質問について順に回答します。ご自身の医療機関へのORCA導入を考える上での参考にしてください。
ORCAの導入・運用に関するご相談はJRCEへ

JRCEは、日本医師会ORCA管理機構の認定サポート事業所として、ORCAを導入・運用される医療機関様を一貫してサポートいたします。
業務中に出てきた疑問や障害対応にも、ORCAの専門家である日医IT認定インストラクターが以下の体制で対応し、迅速な解決を支援します。
- コールセンター:応答率90%以上、日医IT認定インストラクターによる対応
- リモート支援:電話による問題解決が難しい場合は、機器のリモート操作で支援
- フィールドサービス:電話やリモートでの解決も難しい時は、専門スタッフを派遣
- FAQサービス:日々の問い合わせ内容をリアルタイムで反映、最新情報を配信
ORCA導入時だけではなく、運用していく上での医療機関様の「困った」をすぐ解決できる体制を整えていますので、レセコンの導入と変更に不安があるという方もお気軽にご相談ください。
